ミャンマー新商標登録制度におけるソフト・オープニングについて

この度、今後施行予定の4つの知的財産法令のうち、初めてミャンマー新商標法が来年中頃に施行されるとの発表がなされました。

「ソフト・オープニング」に関するより詳しい情報は本年度中に公開される予定ですが、当面のところ既存の商標権者は以下のドキュメント及び情報につき準備をしておく必要があります。

1. Office of the Registration Deeds（以下、「証書登記事務所」）に登記されたDeclaration of Ownership（以下、「商標所有宣誓書」）。
2. ミャンマーにおいて商標が利用された最初の日付及び証拠。
3. 商標権者の詳細（名前、住所、及び設立国/州）。
4. ソフトコピーとして提出される標章の見本。
5. 商品及びサービスに関する明細書。

「ソフト・オープニング」期間に登記する標章の情報は以前に証書登記事務所に登記されたものと正確に一致していなければなりません。この「ソフト・オープニング」期間には所定の登録料は課されません。また、「ソフト・オープニング」期間に提出された全ての申請はミャンマー新商標登録制度の正式な施行日初日に提出されたものとみなされます。

証書登記事務所に過去登記をされた商標権者はこの「ソフト・オープニング」期間を利用し、最初の登記日を獲得されることを強く推奨いたします。また、商標所有宣誓書をいまだ提出されていない方につきましては、できる限り早い段階での登記を検討され、予定される「ソフト・オープニング」期間に早期提出ができるオプションの機会を逃さないようにすることをおすすめいたします。

デントンズ・ロダイク法律事務所はミャンマーにおいて確立したプレゼンスを誇っております。クライアント様のミャンマーにおける商標登録につき、喜んでサポートさせて頂きます。「ソフト・オープニング」が差し迫っていることから、商標権登記をご検討中の方につきましては、できる限り早く弊所にご相談ください。

【日本語版翻訳】デントンズ・ロダイク法律事務所

ン・スジェン（弁護士）／林 英里香（リーガルエクゼクティブ）